2025/02/27 13:46

こんにちは、とらのしっぽ店主です。

2025年2月26日、オーガニック&フェアトレードのショップをオープンしました。

はじめに、ご紹介がてら私の話になりますが、昨年体に病気が見つかり、手術をしました。
それまで平日は仕事、週末は趣味の庭いじりに夢中。夜は美味しいお酒と肴。ストレスのない楽しい毎日。
病気とは無縁だと思っていたのに。何がいけなかったんだろう?
病気をやっつけて再発を防ぐには、どんな生活をすればいいんだろう?
そんなことを考えるようになり、今までの食生活を変え、無農薬・無化学肥料 / 有機食品にたどり着きました。

主食は白米から有機玄米に変え、野菜や調味料をはじめ、口にいれるものを9割方オーガニックに変えました。
おやつやパンも、有機小麦粉や有機砂糖、有機豆乳等から手作りするようになりました。お酒も(ほぼ笑)やめました。
ついでに加えると、乳製品と精製食品も口にしなくなりました。
すると、それまで抱えていたIBS(過敏性腸症候群)の症状がみるみるうちに良くなり、お通じが大きく改善されました。
将来的に病気の再発を防げるかどうかは未知数だけれど、とにかく体が喜んでいるのがわかりました。

そんなわけで、私のオーガニック生活がスタートしました。オーガニックについて勉強中の新米です。

オーガニック商品は価格が高い、意識高い系の人が選ぶもの、怪しい(?)、そんなイメージを抱く人が多く、日本の社会にはオーガニックが浸透していません。
ちょっと考えてみると、つい70年ほど前まで日本人は当たり前のように無農薬・無化学肥料のオーガニック(有機)食品を口にしていました。それが戦後、本格的に農薬が使われるようになり、虫食い穴1つない「見た目がきれい」な野菜がお店に並ぶのが当たり前になりました。農地面積比でみると、日本の農薬使用量は世界でもトップクラスです。土壌や地下水は化学物質で汚染されてしまいました。子どもたちの尿を調べると、高い割合で残留農薬(特にお米に使われるネオニコチノイド系農薬)が検出されるそうです。

日本の夏は湿度が高く、虫や病気の被害から作物を守るためには、大変な労力がいります。農家さんの苦労は並大抵のものではありません。有機農家を始めるのも、なかなかハードルが高いと聞きます。行政が農薬を一斉散布する地域では無農薬米や有機はちみつを栽培することは不可能です。農薬で汚染された畑の土壌は年月をかけて改良しなくてはなりません。
そんな厳しい条件下でも、農薬や化学肥料に頼らず安心安全な農畜産物の育成に挑む農家さんたちがいます。そうやって育てた農産物・畜産物は、収量・収益に限界があります。必然的に小売価格は割高になります。
私達がオーガニック食品を選ぶことは、有機農家さんが増えることの後押しになります。

Organic Shopとらのしっぽでは、皆さんに手にとってもらいやすいオーガニック製品を厳選し、お届けして参ります。
日本がオーガニック先進国に追いつく日が早く訪れますように。

最後に、私の場合ですが、以前は頻繁に購入していたお菓子やお酒・おつまみにかかる出費がなくなったので、オーガニック生活を始めた後も月々の食費は以前と変わりません^ ^ 

※写真は私が育てた無農薬きゅうりです。